第6回やまなし水土里を育む集い
(開催要旨)
農業用水(水)農地(土)農村空間(里)には、食料生産の場としての役割だけでなく、適正に維持管理されることにより、洪水の発生防止や、多様な生物の住み処としての役割もあり、様々な恵みをもたらすものとなっています。
農村での高齢化や過疎化、耕作放棄地が発生する中、このような「水・土・里」を支えてきたのは農家、非農家も一緒になって行う農地周りの草刈りや水路の泥上げなどの「地域ぐるみの共同活動」であり、この活動なしでは農村環境を守ることはできません。
これらの活動に対しては、国の多面的機能支払交付金制度が活用されているところであり、山梨県多面的機能推進協議会においても、この制度の活用を推進しております。
この取り組みの中で、他の模範となる活動を行っている団体を表彰し、県下全域にその取り組みを広く紹介することで、地域の意識の高揚と更なる制度の推進を図ることを目的として、平成28年度から「やまなし水土里を育む集い」を開催しており、本年度も次のとおり開催いたします。
日 時:令和4年12月20日(火)13:30~(受付開始 13:00~)
場 所:甲斐市双葉ふれあい文化館 ホール(山梨県甲斐市下今井230)
(JR中央線 塩崎駅下車 徒歩3分 甲斐市役所双葉庁舎南)
参加申込方法:関係市町村窓口へご連絡下さい。
1 多面的機能増進活動表彰 表彰式
山梨県知事賞、山梨県農政部長賞、山梨県多面的機能推進協議会長賞
2 表彰組織の事例発表
山梨県知事賞、山梨県農政部長賞、山梨県多面的機能推進協議会長賞
3 講演「女性がつなぐ農業と地域コミュニティ」
講師:栃木県宇都宮市 申内環境保全会
事務局長 相良 律子 氏
多面的機能発揮促進事業 関東農政局長表彰
関東農政局長賞最優秀賞
(申内環境保全会 組織の概要)
当該地域は、平成20年度~24年度まで、『申内みどりの古里保存会』を立ち上げ共同活動を実施していたが、
次に引き継ぐ役員の後継者がいなかったこともあり、活動を一旦休止することとなった…。
しかし、農家、農村地域を守っていくには、やはり共同活動を再開する必要があるという機運が地元の婦人会を中心として高まり、
平成27年度に『申内環境保全会』を設立して活動を再開し、現在では女性役員を中心に会を運営している。